2015年 新居浜太鼓祭り 太鼓同士をぶつけ合う喧嘩の魅力
新居浜太鼓祭りは、徳島の阿波踊り、高知のよさこい祭りと並び四国三大祭りとしても知られているほか、日本三大けんか祭りにも数えられています。
今回はこのお祭りの見どころである「喧嘩」と言われるの詳細についてご案内していきます。
2015年 新居浜太鼓祭りの日程
2015年の新居浜太鼓祭りの日程は、10月16日(金)~18日(日)の予定となっており、16日は8時半~20時半、17日は9時45分~20時半、18日は9時~18時となっています。
場所は愛媛県新居浜市の中心部。
このお祭りは本来は秋の豊作を祈願するお祭りで、男性中心のお祭りとして知られています。
山車の詳細情報
お祭りのメインとなるのが、太鼓台とよばれる豪華絢爛な山車。
その大きさは高さ約5.5メートル。長さ約12メートル、重さ約3トンにも及び、まさに男祭りには相応しい巨大なものとなっています。
これを合計150名の「かき夫」と呼ばれる担ぎ手によって、太鼓台の4本のかき棒を操りながら、町を練り歩きます。
このお祭りに登場する太鼓台は全部で52台。
太鼓台からドントンと打ち鳴らされる太鼓の音と太鼓台の運行に指揮をとる笛、担ぎ手の威勢のよい掛け声が加わり、まさに熱気と活気に包まれます。
お祭りの見どころ
このお祭りの最大の見どころとなるのが「かきくらべ」
通常は練り歩く際には車輪を付けて運行されるものの、このときは車輪を外し、約3トンもの重さのある太鼓台をかき夫の力だけで動かすものです。
天に高く担ぎあげたり、地面に降ろさずに耐久したりと、その技を競い合います。
中でも「差し上げ」と呼ばれる、両手をまっすぐに延ばしてまるで棒のようになり、太鼓台を持ち上げることを競うあうパフォーマンスは見応えたっぷりです。
太鼓同士をぶつけ合う「喧嘩(鉢合わせ)」の魅力
また、新居浜太鼓祭りといえば、太鼓同士をぶつけ合う「喧嘩(鉢合わせ)」も見所の一つ。
これは突発的に発生したり、その場を盛り上げることを目的としたもの、因縁によるものなど、その要因は様々です。
しかしながら、一部が暴徒化したり、破壊行為に及ぶなど警察の出動に至るケースも例年報告されています。
非合法な行為は翌年以降は出場停止をなるので、安全面に配慮した上で参加をすることが求められています。
尚、もっとも喧嘩が激しいといわれているのが、東町と西町。
こちらが過去の様子の動画です。
まさに映像からもその迫力満点の様子が伝わってきます。
その他のイベント情報
その他、「船御幸」とよばれるイベントは、航海安全や豊漁を祈願する行事。
太鼓台を船に乗せて、新居浜港周辺を船が一周します。
その際川西地区が「かきくらべ」などのパフォーマンスを行い、舞台が海となることから一層盛り上がりみせます。
その他市内の至るところで、夜太鼓や太鼓寄せなどのイベントも開催されます。
まとめ
新居浜太鼓祭りは市内に広範囲に点在しており、事前にマップを入手することは必須となっています。
特に見どころである「かきくらべ」を見られる場所は限られているので、事前にしっかりと確認をしておくことがお勧めです。