みんな知ってた? @(アットマーク)の本当の意味と色々な使い方
一昔前までは@(アットマーク)の存在すら、認知されていませんでしたよね。
でも、インターネットや携帯電話が普及して以来みんなが知っている記号にはなったけれど、なんとなく使ってたりしませんか?
どんな意味があるマークなのかを紹介していきます。
そもそもの由来は「at」じゃない!
英語の前置詞である「at」が語源じゃないの?って思っている人が大半ではないでしょうか。
でも、実はラテン語の「ad」が語源といわれています。
ラテン語は現在では会話などに使われていない言葉なので、少し解説をしておくと「ad」は英語に訳すと「at、to、for」などの意味になります。
マーク自体は中世ヨーロッパの修道士が「a」の周囲に「d」の半周を書いたものが始まりなんて説もあります。
メールで使われるきっかけ
でも、このマークがどうしてメールで使われるようになったのかというお話ですが、1971年にレイ・トムリンソンという人が2台のコンピュータ間で電子メールを送信するという実験を行った際に、Aという端末からBという端末にメッセージを送る際にAという端末に自分ではない端末という事を認識させるためにアットマークを使用しました。
アットマークの呼ばれ方
日本では「@」は何て呼びますか?って街頭調査をしたら、アットマークと答える人が大多数だと思いますが、この呼び方はあくまで通称で正式名称は「単価記号」と呼ばれ、この通称自体も全世界共通ではありません。
一般的に英語圏では「at sign」あるいは「at symbol」と呼ばれていますが、様々な俗称があるので、まとめてみました。
言語 | 俗称 | 意味 |
英語 | cyclone | サイクロン |
英語 | snail | カタツムリ |
フランス語 | arobase | アローバ(質量の単位) |
フランス語 | escargot | エスカルゴ |
スペイン語 | arroba | アローバ(質量の単位) |
ドイツ語 | Klammeraffe | クモザル |
オランダ語 | apenstaartje | 猿のしっぽ |
ロシア語 | собака | 犬 |
メールアドレス以外での使い方
メールアドレス以外でもアットマークは様々なところで使われているのを見たことはあるでしょうか。
そんな使い方してるの?ってのもありますが、一般的に使われている使い方やちょっと変わった使い方を紹介していきます。
価格の単価を表す
「@$100」という表記を海外で見つけたら、これは1個100ドルですという意味になります。海外旅行の際には覚えておくと便利かも。
性別を表す
これはスペイン語を話せる姉が教えてくれたんですが、スペイン語やポルトガル語では性別をまとめて表すときに使います。
例えば、男の友達をamigos、女の友達をamigasというんですが、私の友達(男女含む)を表すときにamig@sと表記します。
場所を表す
atという意味で日本語のツイッターなどで使っている人も多いのが、「Aちゃんと一緒にご飯@新宿」のように今、新宿ですと場所を表す使い方です。
期日を表す
これは日本語の「あと1日」のように期日までの時間を表すときにこの「あと」を@として表記します。
まとめ
普段何気なく使っているアットマークですが、実はこんな意味があったんだ!とちょっとお勉強になってもらえたでしょうか。
外人さんとメールアドレスの交換するときにアットマークって言ったら、通じなかった!という人の疑問が解決してたら幸いです。