食事の際は爪楊枝のマナーにも気を付けよう!
フランスから来てる従兄弟とちょっと出かけてきたんですが、日本人の爪楊枝のマナーが悪いねっていう話題が出ました。
確かにおじさん世代を中心にちょっとマナー的にいただけないな~って人を見かける事ありますよね。
たまに女性でも見てる方が恥ずかしくなる人もいたり…ってことで正しい爪楊枝のマナーをマスターしましょう!
爪楊枝の歴史
爪楊枝っていつぐらいからあるものだか、想像できますか?
私は『武士は喰わねど高楊枝』ということわざから想像して、日本だと鎌倉時代あたりからある物かなと想像していました。
ですが、爪楊枝の歴史はそれよりも古く楊枝の原型とみられるものを使用していたのは歴史でも勉強したことがあるネアンデルタール人だそうで、およそ10万年前になるそうです。
爪楊枝はヨーロッパが発祥と言われており、その後シルクロードを通り、中国へ。日本にやってきたのは538年の仏教伝来のときだと言われています。
最初はお釈迦様の教えということで弟子たちが木の枝で歯を磨いていたということで、これが爪楊枝の始まりということだそうです。
日本では最初は僧侶、そして貴族と伝わり、平安末期の頃に庶民の間にも広がっていったそうです。
マナーのお話
爪楊枝の歴史を紹介はここら辺でおしまいにして、マナーのお話に移ります。
ご家庭でも外食のときでも構わないのですが、自分が爪楊枝を使うときをちょっと想像してみてください。
想像できたら、貴方の爪楊枝の使い方はマナー違反かチェックをしていきましょう!
- 人前で爪楊枝を使う。
- 人前で爪楊枝を使うが、左手(または右手)で隠しながら使う。
- 人前では爪楊枝は使わず、使う際はパウダールームで使う。
- 使用した後の爪楊枝を銜えたりする。
さて、何番がマナー違反でしょうか。
1番、4番は明らかにマナー違反と分かりますが、実は2番もマナー違反です。
確かにテーブルの上に爪楊枝は置いてあったりしますが、だからといって人前で使うのはNGです。
そんなの知らないよって言われるかもですが、高級レストランなどではパウダールームに爪楊枝が置いてあったりするんですよね。
なので、3番のみが正しい使い方になります。
欧米人に言わせると、先進国で人前で爪楊枝を使うのは日本くらいのものだなんて声もありますので、東京オリンピックに向けて、こういうマナーが悪いところは直していきたいものですね。
使用後のマナー
使用後の爪楊枝をテーブルに置いていくという行為をしている人が結構多く、テーブルに置かれていたりしますよね。
ですが、先述の通りテーブルで爪楊枝を利用する事自体がNGなので、置いていくこと自体もマナー違反ですよね。
正しくはパウダールームで使った後に使用済と分かるように使用後は折るのが正しい使い方だそうです。