ペアリング 婚約指輪 結婚指輪 3種類の違いってなに?
恋人同士の贈り物の定番でもあり、結婚を考えている人は間違いなく意識するもの。
それが「指輪」です。
結婚式では指輪を交換し合い、プロポーズする時にも用意する。
また、クリスマスや誕生日などの記念日に指輪を贈るということももちろんありますよね。
それぞれに贈る指輪に意味や名前はあるのでしょうか?
今回は指輪についてご紹介していきます。
指輪はいつからつけているの?
世界でみると指輪の起源自体はあまりはっきりしてはいませんが、今のところヴァルナ遺跡の出土品の中に紀元前5000年前のトラキア人の高位の人が身に付けていたであろう装飾品が発掘されています。
また、一方で古代エジプト時代の遺跡からは人型の棺の指輪の部分に指輪が装飾されているのではっきりされていないのです。
そして指輪がもつパワーとしては時代と共にその意味も変化していきました。
古代は地位を表すものや地位を継承したという証になっていたり、魔除けや武器としても意味を持っていました。
最近ではおしゃれのひとつ、装飾という意味で使っていますよね。
ちなみに日本の最古の指輪として見つかっているのが、江戸時代の長崎の出島に出入りしていた遊女が身に付けていたものだとされています。
ペアリング、婚約指輪、結婚指輪それぞれの違い
カップル達にとって大切な指輪。それぞれの意味合いをしっかりと知っておくことが贈る前には大切なことです。
ペアリング
ペアリングは一定の定義はありません。
恋人同士がおそろいでつけたり、結婚指輪のことを指す場合もあります。また婚約指輪と結婚指輪を組み合わせてつける意味としてもつかわれています。
男女の関係でなくても、友人や兄弟親子でおそろいでつけている場合にもペアリングという言葉をつけます。
関係性、性別問わずおそろいの指輪をつけることを一般的にペアリングというと覚えておけば問題ありません。
婚約指輪
婚約指輪はエンゲージリングとも呼ばれ、男性が結婚前に女性に贈る指輪のことを指しています。
渡すタイミングとしては、プロポーズの時や結納など。
婚約指輪の代表的なデザインは立爪タイプですが、立爪は普段使いにはあまり向いていないので最近は婚約指輪でもダイヤや石を埋め込んだタイプのものが人気が高いです。
指輪をつける場所としては左手の薬指で、婚約指輪の相場としては月収の1~3倍ぐらいだといわれています。
結婚指輪
マリッジリングとも呼ばれており、結婚したカップルが夫婦の証としてお互いにつける指輪のことをいいます。
日本では、自分の分も含めて男性が用意することが多いです。
結婚指輪は、結婚式や婚姻届を出した時に渡します。
デザインとしては、日常的につけられるものが前提で、また一生外さないことで男女おそろいで作られます。そのため、シンプルなデザインのものが多いです。
最近では、女性が婚約指輪と一緒に重ね付けできるように計算されたものや、男女でどこかポイントだけおそろいにして全く同じデザインをつけないということも結構あるんですよ。
ちなみに、指輪をつける場所としてはやはり左手の薬指になります。
ペアで購入するものなので、相場も婚約指輪ほどは高いものではないですよ。
なんで左手の薬指?
エンゲージやマリッジリングは左手の薬指につけることが鉄則になっていますが、これはどうしてなのでしょうか?
これは古代ローマ時代からはじまっているもので、古代ローマ時代の解剖学では心臓に一番近い指が左手の薬指とされていました。
また、右手から入った幸せを左手から逃さないためのものとも考えられています。
そういったヨーロッパの考え方が日本や世界でも主流になっているのです。
実は手や指によってもその指輪が発揮してくれるパワーは違うと考えられています。
右手
- 親指→リーダー・信念
- 人差し指→夢の現実・アピール
- 中指→邪気払い・強運を招く
- 薬指→インスピレーション・精神安定
- 小指→アピール・誓い
左手
- 親指→自信・パワー
- 人差し指→能力アップ・積極性
- 中指→協調性・コミュニケーション
- 薬指→婚姻に関わる・愛情
- 小指→出会い・願掛け
ぜひおしゃれで指輪をつける場合でも意味合いにこだわってつけてみてはどうでしょうか?
まとめ
指輪にはそれぞれ意味合いがあり、つける目的によってまたつけかたによってその呼ばれ方が違います。
特にアクセサリーにあまりこだわりがない男性は、マリッジとエンゲージの意味の違いをわかっていない人も多いからこそ、女性に贈る前にはその意味合いを知った上で指輪を贈りましょう。