ちょっと怖い迷信! 夜爪を切ると蛇が出るのは何故?
皆さんは爪切りはいつしていますか?
お昼にお勤めをしている方であれば、仕事から家に帰って来てほっとした際に、『あ、爪伸びてらぁ。』と切る事の方が多いのではないでしょうか?
特に女性なんかはネイルの修正の関係もあって、夜のお風呂上りなんかにアロマ焚いてリラクゼーションの音楽でも聞きながら優雅な時間を過ごしている方も多いのでは(おしゃれに無縁なので精一杯私の頭で想像したおしゃれな風呂上りがこういった図式でした、違ったらゴメンナサイ)
しかし、御存知でした?夜に爪を切るとろくな事にならないって…!昔から、『夜爪を切ると蛇が出るぞ!』と言われているそうなんです。…初めて聞いた方も実は多いのではないでしょうか?
今回は知られざるほんのり怖い迷信をお伝えしていこうと思います。
蛇が何故 出てくる!?
ではそもそも、何で蛇が出るって言われてるんでしょうね?
その理由は、もう一つのタブーに関連があったのです。
こちらの言い伝えには聞き馴染みある方が多いのではないでしょうか?
『夜に口笛(後に笛も)を吹くと蛇が来る』
明日はリコーダーの発表日!だから練習しなくちゃと家で練習している際に、近所迷惑とは別にそんな事を御両親から言われませんでした?
実は、夜に笛を吹くのは昔、人買いが来た事を現していたそうなんですよね…。
なので、昔の人達は夜の笛を聞いて、戦々恐々とし我が子を守る為に、人買いという言葉では無く、子供が恐怖を抱きやすい蛇に変えて伝えたのではと言われています。
なので、実は夜に爪を切ると蛇が出るというのは、この笛の言い伝えとごちゃ混ぜになってしまった結果らしく、信憑性はないみたいです。
起源は江戸時代
言われている時代なのですが、人買いが存在した時代という事、そしてこの迷信が言い伝えられる理由となった事が時代と大きく関係しています。
実はこの迷信が生まれたのは江戸時代、まだ庶民には部屋全てを煌々と照らす灯りなどなく、小さな蝋燭に火を灯し、夜は早々に寝入ったと言われている頃にまで遡ります。
満足な灯りもない中で、夜に爪を切って深爪や怪我をしない為に、夜の爪切りをさせない様にするにはと考えられて、夜に爪を切ると…シリーズの迷信が広められたのだという説が一番有力みたいです。
親の死に目に会えない関連性はあるの?
夜に爪を切ると親の死に目に会えないという迷信も、自分の命を賭してでも子供の怪我を防ぐ為に言い伝えられた親の愛情故の迷信だったんですね。なんとも良い話ですね!
親の死に目に会えないという迷信についてはこちらをお読みください。
地域差もあるみたい!
地域によって、広まり方や迷信には様々なバージョンがあるみたいです。自分の地域とは違う人と是非語り合って違いを楽しんでみて下さいね。
終わりに
子供の怪我を守る為に命を賭して迷信を残した親の愛情を思うと胸が温かくなりますね。今こそ電燈が広がって、夜も安全に爪は切れる様になりましたが…ちょっと見えにくい事だってありますから、十分に気を付けて爪切りを行ってくださいね。