夜に口笛を吹くと泥棒が来ると言われるのは何故!?
結構耳にするけど実際にはほとんどのケースでは無事に終わるという迷信。
今回は口笛を吹いたら泥棒が来るよ!というちょっと怖い迷信を解明していこうと思います。
因みに参考までに、私はこれを言われてなるべく夜に口笛を吹かない様にしていました(というか吹けなかった)ですが、余りに下手くそで見かねた父親が「こう吹くんだぞ。」と言って吹き方を教えてくれました。
よく考えれば、この微笑ましい行為も泥棒を誘き出す行為だったんですね恐ろしい。
どうして、口笛が泥棒を呼ぶ!?
明確にこの迷信が言い残されている最古は江戸時代だそうで、江戸時代にはまだ民家には灯りといっても小さな蝋燭で狭い範囲のみを照らすだけでした。なので夜は非常に薄暗く、街灯も無い外は真っ暗闇が広がっています。
そんな闇の中で暗躍するのが、人買いブローカーや、泥棒の方達だったのです。
暗闇の中ですし、万が一灯りなんぞ持って歩いて見廻り組(今でいう警察)に捕まったら最悪です。
ですので、彼らは闇の中でもお互いの位置を把握し合い、そして目的地を伝え合う方法を編み出したのです。それが、口笛。
私みたいな鈍くさい奴はどうしてたか知りませんが、暗躍する彼らはお互いの位置、今日の獲物を口笛で伝え合っていたそうなのです。
確かに音であれば、光と違い、闇に紛れてる分逃げやすいですもんね。
江戸時代に始まった迷信
様々な類似した迷信が存在し、『夜に口笛を吹くと蛇が来る』というのが一番代表的な例なのですが、その迷信もこの話も、二つとも江戸時代のものであると言い伝えられています。
灯りがまだ普及しておらず、今と違い高度な連絡手段(携帯電話など)が無い事がネックで、広範囲に広がる口笛の音にしか頼る事が出来なかった時代背景が関係しているとされています。
口笛を吹くと蛇が出るとの関連性
蛇との関連性に関しては、人買いがうろついている闇夜の中に、我が子を出さない為に小さな子供でも怖がる『蛇』を用いて、絶対にそちらへと近付かない様に促したのではと言われています。
親の愛が籠ってる迷信ですが、多少デンジャラスさを感じますね。

By: Kabacchi
終わりに
最近読んだ文献の中で、口笛というのは不思議なもので、闇夜の中で吹くと何故か良く分からないおぞましい物体まで呼んでしまうそうです。おぞましい物体が何かですって?
気になる方は、闇夜の中で口笛を吹いて実践してみて下さい。自己責任でお願いしますね?
※迷信だとは言われていますが、闇夜で口笛を吹くと本当に人間ではないものを呼び寄せてしまうそうなのです。なので、絶対に試さない様にお願いします。