阿波踊りの掛け声の意味ってどういう意味なの?

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徳島県を代表する阿波踊りは、約400年もの歴史がある伝統的な祭りです。

その由来には諸説あり、歴史の中に生きてきたお祭りであることを伺い知ることができます。

今回はそんな阿波踊りの由来や、お祭りの中で度々聞かれる掛け声の意味についてご紹介していきます。

阿波踊りの由来

阿波踊りの由来は、主に3つに分かれています。

「築城起源説」は、天正15年(1587)に蜂須賀家政によって徳島城が落成したとき、そのお祝いの行事として城下の人々が踊ったことが始まりとする説です。また「風流おどり起源説」は、能楽の源流をなすといわれる「風流」の 影響を強く受けているといわれ、寛文3(1663)年の「三好記」の中には、天正6(1578)年に十河存保が勝瑞城で風流おどりを開催したという記録に基づいて、これが阿波おどりの原型とする説です。

もう一つが「盆踊り起源説」とよばれるもので、阿波踊りが旧暦の7月に行われた盆踊りであるとする説です。

このように諸説ありますが、いずれにしても400年以上も歴史がある伝統的なお祭りであり、民衆娯楽として根付いてきた歴史があります。

一時的に衰退したこともあった阿波踊りですが、戦後に目覚ましい復興を遂げ、市民の熱い想いとともに、今では全国にその名前を知られるお祭りとして成長を遂げています。

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阿波踊りの掛け声「ヤットサー」の意味

阿波踊りの特徴の一つにその意気のよい掛け声があります。

その一つが「ヤットサー」とよばれるもので、踊りの始まりや途中によく聞かれるものです。

「ヤットサー」と声をあげると「あ、ヤット、ヤット」と返すのが、阿波踊りの習わしです。

「ヤット」とは徳島の方言で「久しい間」を意味しています。

これは名古屋弁の「やっとかめ」に通じるといわれ「お久しぶり。元気ですか?」という意味があります。

阿波踊りの掛け声「エライヤッチャ」の意味

また「エライヤッチャ、エライヤッチャ、ヨイヨイヨイヨイ」という掛け声も、阿波踊りではよく使われています。

これは「偉い」という意味ではなく、関西弁と同じ意味を持っており、「大変なことだが、大丈夫だぞ!」という少し複雑な意味が込められています。

まとめ

阿波踊りは、その踊りを楽しむことも魅力の一つですが、掛け声に注目してみると、より奥深い阿波踊りの魅力を知ることができます。

思わず一緒に声を出してしまいたくなるような、意気のよい掛け声が徳島の街にこだまする様子は、まさに阿波踊りの醍醐味。

どこか親しみやすい雰囲気も、民衆娯楽として発展してきた背景がそこにあるといえるでしょう。

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Lattchan

Lattchan外部ライター

投稿者プロフィール

旅行会社に7年勤務していたことのある旅行ライター。旅行会社ではメールマガジンの配信などに携わり、それがきっかけで書くことの面白さを実感!趣味は旅行に行って、日記を書いて写真をたくさん撮ること。特にちょっとマニアックな観光地や神社・仏閣を巡るのが好きで、マイナーなところをもっと開拓するのが夢。

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