2015年 桶川祇園祭 その歴史と見どころ情報
桶川祇園祭は、埼玉県桶川市で開催されるかつての宿場町を舞台としたお祭りです。
今回はその歴史や見どころについてご案内していきます。
2015年 桶川祇園祭の日程
桶川祇園祭は、毎年7月15日と16日に開催されており、今年もこの日程で開催予定です。
旧中山道において、地元の5地区が主体となって、御輿の渡卸、山車の引廻し、曳き合わせが行われ、まさに桶川の夏の風物詩として広く親しまれています。
こちらが過去の様子の動画です。
たくさんの人が盛り上がりを見せている様子が伝わってきます。
会場は桶川駅東側で、15日は17時半~18時45分、16日は18時15分~20時20分に開催されます。
お祭りの見どころ
日本の各地で開催される祇園祭では、人形を頂いた背の高い鉾山車が多く見られますが、この桶川祇園祭では屋台型の山車しか存在しません。
これは大正時代に町内に電線が引かれたことによって、高い山車をひくことができなくなったことにより、屋台型となっています。
しかし、その分間近で豪華絢爛な山車を見ることができ、お祭り気分を存分に味わうことができます。
また当時の人形は現在でも保存されており、公開される年もあります。
お祭りのハイライトといえるのが、桶川の駅から中山道にぶつかる交差点で行われる「神輿四基担ぎ合わせ」で、お神輿がぶつかり合う迫力満点の光景を楽しむことができます。
この時間になると人出もピークとなり、桶川の町が活気と熱気に包まれます。
お祭りの歴史
このお祭りの歴史はとても古く、そのはじまりは江戸時代の元文3年(1738年)といわれています。
桶川宿の中山道の中央に設置した「天王社」とよばれる神社があり、これは素盞鳴尊一族を祭神とする市神社として広く親しまれていました。
ここにお参りして家内安全と宿場内の疫病流行の退散を祈願することが恒例とされていましたが、この時代桶川は宿場内の疫病流行や水害など度重なる悪事が続いていました。
そして、ようやく町が復興をすると、これらの被害を克服した宿の人々によって桶川宿の祇園祭が復興され、それはとても豪華で大変な賑わいを見せた記録が残されています。
それ以降地元の人たちは、毎年桶川祇園祭と定め、それぞれの町内が競って工夫を凝らした山車、神輿、人形などを取り入れ、華麗な桶川祇園祭として発展をしてきました。
約300年もの歴史を誇るお祭りであるからこそ、風情と歴史を感じることができるお祭りです。
まとめ
桶川祇園祭では、毎年たくさんの出店が立ち並び、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しむことができます。
また、祇園祭当日は中山道沿いにて15時~21時の間交通規制が行われます。
より近い場所で楽しみたい場合には、お昼すぎには会場に到着できるようにするとよいでしょう。