おせち料理の意味 かまぼこ編
皆さんはおせち料理の中で好きなものってありますか?
実は私は好きなものとして、あげられるのがかまぼこなんですよね。
笹かまぼこもお土産でもらったりしますが、あちらも好物です。
今回は2回目ということで、私の好物でもあるおせち料理のかまぼこの意味について、紹介していきたいと思います。
かまぼこの起源
まずは、かまぼこってどんな食べ物?って事を紹介していきますね。
これは本業の癖なんですが、日本料理を見たときに原料や由来を聞かれる事が多いので、どんな食べ物かってところから入りたいと思います。
歴史は古く、書物などに初めて登場したのは平安時代の1115年になります。
しかし、当時のかまぼこは今とは異なり、現在のようなタラ類等を使ったものではなく、ナマズが原料でした。
また、おせち料理でおなじみの板かまぼこではなく、竹の棒に筒状に巻いたもので竹輪みたいな形状をしていました。
後におせちに入っているような板付きのかまぼこになっていきました。
この板付きのかまぼこは安土桃山時代くらいに出来たと言われており、献上品として扱われていたという事がこの形の所以とも言われています。
かまぼこと歴史上の偉人の関わり
ここで、完全に外人さん向けの内容になってしまうのですが、外人さんが好きな日本文化と言えば侍ですよね。
中でも、織田信長が外人さんには大人気なんですが、その織田信長が最後に食べたものがなんとかまぼこといわれています。
残念ながら、最後の晩餐がかまぼことなってしまったわけなんですが、当時のかまぼこは白身魚が高級品というのもあり、ご馳走だったので悪くはない最後の晩餐だったのではないでしょうか。
また、戦国時代の武将では織田信長が本能寺の変で明智光秀に討たれた後に天下人となった豊臣秀吉の息子である豊臣秀頼の大好物だったという記録も残っています。
おせちにおけるかまぼこの意味
おせちにおけるかまぼこの意味は紅白2色のカラーが全てといっても過言ではありません。
紅はめでたさと慶びを、白は神聖さを意味していると言われており、またかまぼこには「日の出」を象徴する意味もあるそうです。
また、かまぼこは武家の結婚式において、鯛が縁起物として扱われているときの代替品とされていたということもあって、昔から紅白のかまぼこがおめでたいという意味があったようです。