恵方巻の方角にはどんな意味がある?
恵方巻の予約はバッチリですか?
我家はコンビニ大好きな方が約1名いるので、その方に頼んでおけばバッチリです!
だいたい予約は12月の20日あたりから1月末まで行われているそうなので、まだの方は予約をお忘れなく~
恵方巻ってそういえば、食べる際の方角ってありましたよね?
あの秘密を解説していきたいと思います。
恵方巻の由来
恵方巻が関西発祥というのは聞いたことある人も多いと思いますが、確かに昔はこんなに節分の時期に騒いでいなかったですよね。
父方の実家は九州なんですが、そっちでも恵方巻の風習は関東などと一緒でありません。
まずは、起源やブームのきっかけについて迫っていきましょう!
起源は諸説ある
起源についてはハッキリしておらず、江戸時代末期ごろに大阪の商人たちの間で商売繁盛と厄払いを目的として、巻寿司を食べたというのが有力な説とされています。
他にも和歌山県や滋賀県が発祥という説もあるようですが、関西圏で始まった文化という事で間違いはないようです。
ブームのきっかけはセブンイレブン
恵方巻を買う際にはコンビニエンスストアで買うっていう方も多いと思うんですが、ブームの火付け役はコンビニエンスストアでファミリーマートが今から30年ほど前の1983年に初めて、関西圏で売り出したというのが始まりです。
その後、セブンイレブンが1995年に西日本で展開、1998年に全国展開をしたことで節分=恵方巻という文化が根付いていったようです。
起源は江戸時代末期ごろで全国的になったのもここ20年以内ということで、まだまだ新しい文化なんですね。
そして、なんかコンビニエンスストアの販売戦略で出来てしまった文化な感じもしますよね。
恵方巻を食べるときの方角はどこ?
食べるときにどっちの方角を向くんですよ~って言われていますが、毎年変わるのでこれは毎年チェックするしかありません。
でも、どうしてそっちなの?って思いますよね。
関係しているのは恵方と呼ばれる言葉と十干と呼ばれる古代中国で生まれた暦を表す概念になります。
恵方ってなに?
恵方というのは歳徳神(としとくじん、とんどさん)という神様がいる方角を示しています。
歳徳神というのはその年の福徳を司る神様ということで、この神様がいる場所が毎年変わります。
このため、毎年恵方の位置が変わるという事になっています。
また、歳徳神がいる方角で色々な事を行うと福がくるともいわれており、初詣に行く神社も恵方の方角にある神社がオススメです。
恵方の決まり方
恵方というのは神様がいる方角という事でしたが、これは東西南北の四方だけの概念になります。
ここに、先述の十干という甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸という概念が絡み組み合わさる事で、恵方巻を食べるときの方角である恵方が決まるという仕組みです。
十干の方角
十干はこのような方角を意味しています。
年の十干 | 16方位 |
---|---|
甲(きのえ)・己(つちのと) | 東北東やや右 |
乙(きのと)・庚(かのえ) | 西南西やや右 |
丙(ひのえ)・辛(かのと)・戊(つちのえ)・癸(みずのと) | 南南東やや右 |
丁(ひのと)・壬(みずのえ) | 北北西やや右 |
2015年は甲(きのえ)なので、「西南西やや右」となります。
今後の恵方の位置まとめ
最後に2015年以降の恵方をまとめておきます。
節分の際には参考にして下さいね。
西暦(年号) | 十干 | 恵方 |
---|---|---|
2015(平成27年) | 乙(きのと) | 西南西やや右 |
2016(平成28年) | 丙(ひのえ) | 南南東やや右 |
2017(平成29年) | 丁(ひのと) | 北北西やや右 |
2018(平成30年) | 戊(つちのえ) | 南南東やや右 |
2019(平成31年) | 己(つちのと) | 東北東やや右 |
2020(平成32年) | 庚(かのえ) | 西南西やや右 |
2021(平成33年) | 辛(かのと) | 南南東やや右 |
2022(平成34年) | 壬(みずのえ) | 北北西やや右 |
2023(平成35年) | 癸(みずのと) | 南南東やや右 |