レムリア大陸は存在した!? 過去には地図に載っていた事実も!

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皆さんは『レムリア大陸』を御存知でしょうか?

ゲームに出てきそうな名前なのですが、実はこの世に実在したと言われる幻の大陸なのです。

何か夢があって良いですよね、消えた大陸だなんて。

今回はそんな謎多きレムリア大陸をご紹介します。

レムリア大陸の歴史

さて、まず気になるのはその所在ですよね。このレムリア大陸があったとされる大元になったのは、1874年にイギリスで動物学者をしていたフィリップ・スクレーターが提唱した事から始まりました。

彼は、マダガスカル島とマレー半島の生態系を調査した際に、マダガスカル島にしか生息しない筈のキツネザルの化石がインドから発見された事や、その近縁に当たる原類猿に至ってはマレー半島に位置するインドネシアにのみ生息している事で確信を持ち、『生態系から考えて5000万年以上前に今はインド洋を隔てているマダガスカル島とマレー半島を繋ぐ存在である大陸が存在していたのではないか』という仮説を立てたのです。

因みに、この『レムリア大陸』という名前は、仮説を立てるきっかけとなったキツネザルの名前から取っています

生態系という証明もあり、この仮説が立てられた当初は、『本当はレムリア大陸があった』という説を支持する者、更には『陸橋説』も唱えられており、非常に大陸が存在していたという側が優勢だったが、1912年に気象学者のアルフレート・ヴェーゲナーが唱えた『大陸移動説』が1968年にプレートテクトニクス理論の完成によって裏付けされてしまった為に、1950年代大陸移動説が優勢となり、『レムリア大陸』は本当に幻の大陸として闇へと葬り去られる事となったのです。

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もう一つのレムリア大陸

実はレムリア大陸はオカルト界隈でもその名を馳せる事となり、そのきっかけとなったのが、1888年に発行された『シークレット・ドクトリン』という書籍の中で、神智学協会創設者の1人である、ブラヴァツキー夫人が発表した内容です。

その内容とは、『レムリアは大陸であり、大陸が存在した位置はインド洋ではなく太平洋にある(引用)』というもので、これは神秘学者達からは絶大な支持を得る事となります。

因みに、ブラヴァツキー夫人の考えでは、上記の動物学者であるフィリップ・スクレーターの発表は信憑性が低く、自分の方が信憑性が高い!とあくまでも実在した事、そして太平洋に存在した事を主張し続けました。

また、その『幻の大陸』という特異さに惹かれて、様々な物語でレムリア大陸が取り扱われる様になりました。アメリカ合衆国の著作家バーバラ・ウォーカーもその一人で、動物学者のフィリップ・スクレーターがキツネザルから名前を取って付けた『レムリア大陸』の名前に迄言及し、レムリア大陸は仮の名前であり、本当は『レムレスの世界』を指す言葉で、その意味として『亡霊の世界』を指すのだと主張しました。

実際の所存在しない大陸であった為、今では好きな解釈が広がっているものの大元を辿れば動物学者のフィリップ・スクレーターの主張が元祖『レムリア大陸』である様ですね。

実は水没した王国だった?

また、サンガム文学の叙事詩や中世の伝説を書いたとされるスリランカの北部と東部、又南インドのタミル・ナードゥ州に住むタミル人によれば、海中に没した王国とされるクマリナドゥやクマリ・カンダム呼ばれている国が存在したと言われています

そして、19世紀末から20世紀初頭にかけて、タミル人民族主義者の間では海底王国のクマリ・カンダムとレムリアは同じもの、即ちレムリアは海底王国だったとし、レムリア人が人類の文明を築き、その末裔として今日存在しているのがタミル人だという超古代文明説も存在していました。

なので、もしかしたらレムリア人の築いた文化は、タミル人が今現在も継いでいる文化なのかもしれません。

終わりに

幻の大陸というのも夢があって良いですが、否定された今も実際にその幻の大陸の文化が残っていると言う逸話は嬉しいものですよね。

是非レムリア人が築いたとされる文化、その眼で確かめて『幻の大陸』に想いを馳せて下さい。

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にこ

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漫画とアニメと面白い都市伝説を見る事が趣味なのですが、そのせいで婚期を逃しかけてます。
婚期を捕まえる都市伝説とかないかな…なんて考えながら文章考えてます。

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