恐怖の迷信 きさらぎ駅のはすみちゃんのその後を考察!
某大型掲示板で、怖い話を語る上で必ず語られる話があります。現在では様々な掲示板・コミュニティーにもその話は流れているので耳にした事がある方も多いと思います。
そう きさらぎ駅へ迷い込んでしまったはすみちゃんです。
今回はそんな迷信の真相へと迫ってみようと思います!
はすみちゃんとは
はすみちゃんとは特に芸能人でもない、ごく普通の高校生なのですが…2004年1月8日23:14から某大型掲示板の、『身のまわりで変なことが起こったら実況するスレ26』にて書き込みを行った事で一躍有名になりました。
静岡県の私鉄に乗って自宅への帰路についていた筈なのに、何故か見知らぬ風景が窓の外に流れ、乗客も全員俯いて異様な空気が満ちていたそうです。
そして、はすみちゃんは恐怖と焦燥に耐えられずに到着した駅に降り立ってしまいます。
そこが、『きさらぎ駅』だったのです。
駅の周りは太鼓の音が響き、片足の無い老人や、はすみちゃんを車で乗せて近くの駅まで送ると言った筈なのに何故か再びきさらぎ駅に車を走らせ独り言を繰り返すおじさんなど…非常に個性豊かな人ならざる者が満ち溢れていたのです。
そして、2014年1月9日3:44の書き込みを最後に、はすみちゃんは一切の書き込みをやめて消息を絶ってしまいます。
実際に捜索願や事件として警察に届けられているかははっきりしていませんが、多くの人がこの事件を受けて恐怖を感じたものでした。
はすみちゃんは帰って来たの?
一部でははすみちゃんは帰って来たという話もありましたが、それがこちら。
『無題
あの、信じてくれないと思いますが。
7年立った、今、普通の世界に戻れました。
帰ったあと色々あり。
返事することができなかったのですが;
なんか気にしてくれている人もいたので
あのあと、運転手が車を止めました。
暗い森のなかで、向こうに光が見えました。
その運転手の独り言はよくわからなかったのですが、
右の方から、男の人が歩いてきて、
凄く怖かったです・・・。
その瞬間、あたりが光、車に衝撃がありました。
運転手は消えていました。
その男性は、私に「なんでここにいる!ここにいてはダメだ!
今の運転手は、消した、今のうちに逃げるんだ!」
すごく慌てた雰囲気でした。
その男性は、車から私をおろし、光の方へ歩けと、言われました。
もう正直、なにがなんだかわからなくて、泣きながら走りました。
まぶしくなったとたん、目をあけると、最寄り駅の前で
両親が車から私を呼んでいました。
そのときそこは2011年の4月でした。
間の7年間は消えていました。両親もなにごともなかったかのように
私を連れて帰りました。みんなありがとう・・・。
おかげで戻れました;;
皆さんもお気をつけて^^ 』
某大型掲示板に続けて書き込まれた訳ではなく、怖い話を寄せ集めたサイトに突然書き込まれたものである上に、この書き込み以後は全く書き込みが無かった為に真偽は不明ですが…もしこれが本当であれば、はすみちゃんが無事帰還できて本当に良かったですね。
しかし、現実の世界に戻ると7年経っていたとなると…きさらぎ駅へと向かう際にくぐったトンネルが時空の歪みとなっていて、時間経過の全く違う世界に繋がっているのではという仮説があったので、その仮説が今の所一番当てはまっているのかもしれませんね。
この話は嘘? それとも本当に異世界の話?
きさらぎ駅はその後、何人か迷ったと言って本当にきさらぎ駅の名前が書かれた駅の行き先表を写真に撮って上げる人まで出てきました。
今の所分かっているのは、
- きさらぎ駅には文字で書いてもきさらぎ(ひらがな表記)駅という看板がある
- 駅から出ると太鼓の音がする
- 線路上に片足の無い老人が居る
- 車を運転するおじさんがいる
- 絶対に悲鳴を上げたり、自分から声を発してそちらの世界の者と喋ってはいけない
- 最初から電車から降りない、降りるとしてもトンネルを潜る前であれば助かる可能性も?
- 降りたとしてもむやみにそこから動かずにトンネルの方へと歩く
- 携帯の充電を切らさない為に無駄遣いをしない
しかし、いまだグーグルなどの電子機器では幾ら探しても場所は分からず、また行く為にも様々な条件が偶然にも全て一致しなければ辿り着く事すら出来ない場所とされています。
なので、真偽で言えばかなりの高い確率で存在しないと言えるでしょう。
ですが、これから先にまた迷い込んだ方が現れたら、その情報を頼りに少しずつきさらぎ駅の真相が明らかとなっていくでしょう。

By: Kentaro Ohno
終わりに
皆さんは気軽に行ってみたいと思うかもしれませんが、何が起こるか分からない異世界なんて行って良い事はありませんよ。
何よりもそんな世界に引き込まれるのは、『行きたいという好奇心』である事を忘れてはいけません。