関西エリアの初詣 ご利益別オススメスポットはココだ!
関西には世界遺産に登録されている神社・仏閣が多い京都や奈良エリアと、なにわの賑やかな雰囲気が魅力の大阪エリアなど、そのエリアごとの表情も様々です。
だからこそ地域に伝わるエピソードとともに、特定のご利益に長けている神社・仏閣が多いこともその魅力の一つです。
今回は縁結び、商売繁盛、健康のご利益別に、初詣におすすめの3つの神社をご紹介していきます。
野宮神社
京都の嵯峨野の竹林のエリアにある野宮神社は、縁結びの神社として広く親しまれています。
源氏物語「賢木の巻」にもその様子が書かれており、皇女が天皇の使いとして伊勢神宮へ向かう前に身を清められた場所と伝えられています。
規模こそは小さいものの初詣のシーズンともなれば、縁結び成就を求めて長い行列ができるほどの人気のスポット。
境内の左側にある境内社の野宮大黒天は、縁結びの神さまとして信仰を集めています。
参拝を終えた後に、足を運びたい縁結びの成就に欠かせないスポットといえば野宮大黒天の横に置かれている亀石。
ここの亀石に心を込めて撫でると一年以内に願いが叶うといわれています。
また初詣の参拝に欠かせないアイテムといえば、源氏物語をモチーフとしたかわいらしいお守り。
来年はきっとお礼参りができることを願って、縁結びを願う多くの初詣客が購入する人気のアイテムとなっています。
アクセスはJR嵯峨嵐山駅より徒歩西へ約10分。
今宮戎神社
日本三大えびすの一つであり、「今宮のえべっさん」の名で親しまれる神社として親しまれているのが、大阪府大阪市浪速区にある「今宮戎神社」。
商売繁盛の神えびす様を祀る神社であり、まさになにわの商売繁盛・福徳円満を願う多くの初詣客が訪れる人気の神社です。
毎年1月9日~11日の間に開催される「商売繁盛で笹もって来い」の十日戎は、大阪の正月を彩る風物詩。
昼夜にわたり福笹の授与が行われ、十日戎の参詣者は3日間で約100万人にも及びます。
また参拝のコツはえびす様は少し耳が遠いといわれており、まず正面の社殿で参拝した後、社殿の裏へ回って壁板を叩いて、
もう一度しっかり心を込めて参拝するとより効果があるといわれています。
アクセスは大阪環状線新今宮駅から北へ徒歩10分。
狭井神社
奈良にある大神神社は、奈良を代表する初詣のスポットとして知られています。
その広い境内の中にある摂社である狭井(さい)神社は、健康にご利益のある神社として知られています。
境内の片隅に「薬井戸」とよばれる井戸があり、この水は大神神社の御神体とされる三輪山から流れてきたものであると伝えらえています。
別名「くすり水」とも呼ばれ、飲めば健康運向上や万病に効くといわれています。
このくすり水は自由に飲んだり、持ち帰ることができるので、初詣の参拝の際には空の容器を持参していくのがおすすめです。
アクセスはJR三輪駅から徒歩15分。
まとめ
今回ご紹介した3つの神社は、初詣に相応しい一つの願い事をより効果的に叶えてくれる神社。
今年こそはこれを叶えたいと思っている方は、ぜひご利益別に初詣のスポットをチョイスして足を運んでみるのもおすすめです。
一つに願い事を、集中的に心を込めて参拝をすれば、よりよい一年を過ごすことができるでしょう。