初詣 関西エリア 奈良県の穴場な神社・仏閣
関西エリアの奈良には、たくさんの世界遺産に登録されている神社・仏閣の豊富なエリアとして知られています。
しかし有名なスポットは、初詣のシーズンには混雑するのが少々難点。
今回ご紹介する2つの神社はややマイナーでありながらも、ユニークなエピソードを持つまさに初詣にはとてもおすすめのスポット。
ゆったりとした気持ちで参拝をすれば、きっとよりよい一年のスタートができることでしょう。
天河神社
奈良駅周辺のエリアからさらに南下をしていくと、奈良県の中でも山深い吉野エリアにアクセスができます。
奈良の中心部から電車で1時間以上も離れていることから、初詣には穴場なスポットが多いことでも知られています。
その一つが奈良県吉野郡天川村にある「天河神社」。
厳島、竹生島と並ぶ日本三大辨財天の一つとして知られています。
アクセスは近鉄下市口駅よりバスで天河神社前停へ約1時間。
神社には駐車場も完備されていますが、初詣のシーズンには道路の凍結がしやすいことから、マイカーよりもバスでのアクセスがおすすめです。
天河神社は関西エリアの最強のパワースポットともいわれており、神社に行くべきではないタイミングに行こうとしても、途中で電車が止まってしまったり、都合がつかなくなってしまったりすることがあるともいわれています。
室町時代から能楽にも縁深い神社として親しまれてきたことから、才智や芸能の神としても厚い信仰を寄せており、芸能関係者も多数訪れる神社です。
初詣の季節には、雪化粧をしている天川村の美しい景色を楽しめることも魅力の一つです。
アクセスはややしにくい天河神社ですが、その分静かな佇まいの中でゆっくりと参拝できる魅力のスポットといえるでしょう。
葛城一言主神社
古くから奈良では「いちごんさん」とよばれて親しまれてきた神社が、奈良県御所市にある葛城一言主神社です。
アクセスは近鉄・JR御所駅からバスで6分、徒歩の場合は30分。
このようによばれるのは、「人々の願いを一言だけ聞いてくれる」というユニークなエピソードを持つことに由来しています。
初詣のシーズンには地元の人が多く、観光客がやや少ないことから混雑を避けてゆっくりと参拝することができます。
また、一言の願いなら何でもかなうと信じられているので、まさに一年の重要なスタートとなる初詣に、これだけでは叶えたいという願いがある方にはとてもおすすめのスポットです。
境内には出雲社や八幡社をはじめ多くの末社が控えているほか、最大の見どころとして知られているのが樹齢1200年と伝えられる御神木の銀杏の古木。
この銀杏をモチーフとしたお守りも販売されており、まさに初詣には欠かせないアイテムとして知られています。
まとめ
関西の奈良は、奈良駅周辺の賑わいを見せるエリアもあれば、山深い自然に恵まれた風光明美なエリアでもあります。
世界遺産に登録をされていたり、アクセスのよさで初詣の神社をチョイスするのではなく、敢えてマイナーな穴場な神社に足を運んでみるのも混雑を避けることができるのでとてもおすすめです。
奈良の自然豊かな環境の中にひっそりと佇む神社も多く、どこか厳かな気持ちで新年を迎えることができるでしょう。
ただし初詣のシーズンの奈良はとても寒いので、しっかりと防寒対策を忘れずに訪れたいものです。