2015年 黄砂が今年もやってきた 時期はいつまで続く!?
ようやく三寒四温って言葉もありますけれど、寒い時期から徐々に暖かくなってきてよかったな~なんて思ってるとやってくるのが花粉症に黄砂ですよね。
花粉症の症状が出始めている方もいるのと同様に、黄砂も飛来しているというニュースも報道されています。
そんな黄砂はいつまで続くのか情報をまとめてみました。
黄砂とは
環境省のホームページではこのように紹介がされています。
地図で見るとわかるんですが、タクラマカン砂漠やゴビ砂漠のある場所って中国でもウイグル族が住んでいる新疆ウイグル自治区や内モンゴル自治区にあって、私たちが普段知っている北京や上海などから見るとかなり奥地にあります。
距離でいうと、北京から新疆ウイグル自治区のウルムチまでは2,433km、北京から東京までが2,100kmとなっており、約4,000km離れた日本にまで2、3日かけて飛んでくるそうです。
偏西風のパワーというか自然のエネルギーってすごいなって思ってしまいますよね。
黄砂には有害物質がある!?
タクラマカン砂漠って名前を聞いたときに有害物質の可能性を考えた人はなかなか中国通!?
中国では1960年代から、タクラマカン砂漠北東部にあるロプノールで核実験を行っています。最後に実験が行われた1996年と言われており、まだ20年前くらいってことで最近まで核実験が行われていた場所です。
この核実験はウイグル族が住むエリアの近くで行われていたということで、このエリアのそばにすむウイグル族は他のエリアに住む人たちと比べて発癌率が高いだけではなく、先天性異常を持った子供たちが生まれてきているそうです。福島の原発のレベルとは違うということがこの事からも窺い知れますよね。
他にもゴビ砂漠には4千トンの放射性廃棄物があるそうなので、黄砂の発生源のエリアの砂は放射性物質を含むと言い切っても間違いではなく、福島の71倍の放射能放射性セシウムを含む黄砂が飛んできているとも言われています。
いつになったらおさまる?
例年、黄砂の飛来が多いのは2月~4月といわれていますが、実は夏場以外は年中飛来する可能性があります。
夏場だけは暑さをもたらす太平洋高気圧の影響で偏西風の影響が少なくなり、日本まで飛来する黄砂の量が減ります。
なので、この時期から梅雨明けくらいまでは我慢しないとですね。
根本的な解決は出来ないの?
これは、地球規模での対策が必要になってくるお話なんですが、中国政府が過放牧・過剰耕作を抑制できなかったことで土地の乾燥化が進み今も砂漠化が進んでいます。
もちろん、地球規模では砂漠化を防ぐために植林などの対策活動も行われているのですが、様々な理由で乾燥化の進行が勝っているのが現状です。