驚愕! 雛祭り(ひな祭り) お内裏様とお雛様の意味をみんな誤解していた!
3月3日は耳の日!
じゃなくて、1番有名なのはひな祭りだよね!
で、どっかのサトウハチローとかいう人のせいでみんなお雛様とかのことを誤解してたりするんだよ!
というわけで、リオが徹底解説をしていくよ!
お内裏様とお雛様~♪
お内裏様とお雛様~♪って歌詞がある「うれしいひなまつり」というこの歌が諸悪の根源!
とりあえず、歌詞覚えてない~って人は1度チェックしてみてね!
で、何がダメかっていうとお内裏様とお雛様~♪って部分が誤解を招いてるよ。
お内裏様ってどういう意味?
まずは内裏という言葉の意味から説明していくよ。
この内裏っていうのは天皇のプライベート空間を意味する言葉で他には御所(ごしょ)、禁裏(きんり)、大内(おおうち)なんて呼び方もされるよ。
お内裏様となると、これは雛人形の場合「殿と姫の両方」を表すというのが本来の意味。
そして、お雛様っていうこの言葉も男雛と女雛のセットってことが本来の意味。
歌ではお内裏様とお雛様~♪って男雛と女雛って言いたいんだろうけれど、同じことを繰り返してるだけに過ぎないんだよね。
他にも間違えてる!
歌詞の3番の最後のこのフレーズも違う!
右大臣ってあるけれど、これ違うんだよね。
五人囃子の下にいるのはこれ右大臣と左大臣ではなくて、随身といわれる近衛兵ってのが正しい解釈。
そもそもなんで右大臣が弓持ってるの?って話で右大臣や左大臣ならば、笏(しゃく)を持っていないとおかしいんだよね。
そして、右大臣左大臣っていう官位は朝廷では太政大臣に次ぐポストってことで、このレベルの人が楽人である五人囃子より下なの?ってところがおかしい。
ついでにその他の人形の解説
三人官女
三人官女はお内裏様に仕える人で、歴史上の有名な人物でいうと紫式部や清少納言がこのポストの人になるよ。
ちなみにこの三人官女のうち、通常真ん中の人は既婚者で出産経験のある人という設定(理由はお歯黒に引眉)になってるよ。
仕丁
そして、15人飾りじゃないといない1番下の段の人たちは仕丁(しちょう)または衛士(えじ)と呼ばれる人になるよ。
3人1組で日傘担当、殿のはきものを預かる担当、雨をよける丸い笠(台傘)担当ってなってるよ。
三歌人
これはメーカーによって、あったりするオプションパーツ的な感じかもだけれど、柿本人麻呂、小野小町、菅原道真が三歌人だよ。
この三歌人がある雛人形では、この三歌人を五人囃子の下に置いて、五人囃子⇒三歌人⇒随身という順番にするよ。
これ、さっきも右大臣左大臣ではないと説明した話だけれど、菅原道真は右大臣だったことがあるけれど、柿本人麻呂は五位以上(官位の位)になったという記録が残されていないから、右大臣左大臣(二位)の上の段に置くことはおかしいよね。
まとめ
サトウハチローさんも間違っていることを認めているらしく、この歌失敗だった~と思っていたそうだよ。
とりあえず、お内裏様やお雛様っていうのは2人ペアのこと、弓を持っている人たちは右大臣に左大臣という偉い人じゃなくてただの警護する人。
この部分だけをちゃんと覚えておいてもらえればオッケーだよ~
間違っても、歌につられて子供にウソを教えないようにして下さいな。