ホワイトデーのお返しにマシュマロ! でも、その意味知ってる?
さあ、今回は「真珠麿」のお話ですよ~
って、これどなた?
そう思ったアナタは真っ直ぐに生きてきているんだろうなぁ。
明治時代は、こんな名前で頑張っていたらしい。ちょっとキレイな感じでいいかも。
こんな漢字だったということは、おそらく当時も女性には人気があったんじゃないかな。
もう読めた!という人もいると思うけど、真珠麿=マシュマロなのです。
まずは豆知識投入
ホワイトデーといえばマシュマロ・・・というイメージは本当に長い間定着していました。
マシュマロデーとまで言われていたのだから当然なんでしょうけど。
1960年頃から日本でもバレンタインデーがイベントとして定着。
日本古来の「お返しをする」という義理人情スピリッツを利用して、ホワイトデーの仕掛け人となったのが福岡市の菓子店。
このお店、福岡県内ではウルトラメジャーなチェーン店で、あちこちで見かけることが出来るのです。
バレンタインデーに女性からもらった気持ち=チョコを、
今度は男性が純白な愛=マシュマロで包んでお返ししましょうよ~というのが、その店の販売戦略だったそう。
それが1977年頃のことだというからホワイトデーの歴史って、まだまだ「薄っぺら」と言ってよさそう。
だから当時のマシュマロは、チョコを包んだ物が主流であり定番だったみたい。
本命の座をめぐって
それがいつからか分からないけど、逆の意味を持たされることになってしまい、マシュマロはホワイトデーの本命の座から陥落。
本命には使うことがNGと言われる商品に・・・。
理由は「口の中に入れると、すぐ溶けてなくなってしまうから」=「気持ちがない、あなたが嫌い」ということらしい。
良くそういうこじつけ的なことを考えたものだと感心してしまう。
そのおかげで、長く口の中で甘さを楽しませてくれるキャンディーが、本命用の定番に腰を据えているというのが現状。
でもまた、どんなうんちく様が出て来て、新しい理由を広げてくれるか分からないから、果たして10年後は何がどうなっていることやら。
マシュマロが「ホワイトデー本命菓子の座」に返り咲いているかも知れないよ~
マシュマロにも愛の手を
ということで、本命以外に使うのは問題なしと言いたいところなんだけど、「あなたが嫌い」という意味を持っていると言われちゃうと、さすがに渡しにくいよね。
でも、それじゃあマシュマロの売り上げだけがどんどん減って、その生死に関わる問題になってしまうかも・・・。
そんなんじゃマシュマロがかわいそう。
ここからは、それなら男気出してマシュマロを救ってやろうっていう素敵な人に読んでほしいコーナーです。

By: Mark S
マシュマロいろいろ
とにかく甘い甘いイメージのマシュマロだけど、甘くないタイプもちゃんとあって、例えば抹茶味、コーヒー味、紅茶味、黒ごま味などなど。
マシュマロその物の食感が苦手な人は、砂糖やミルク代わりにコーヒーやココアに入れてあげてもgood。
職場とかなら「皆さんでどうぞ」と、そんな使い方をしてもらうっていう手もあるよね。
味の種類はとっても豊富。チョコ、ストロベリー、バナナといった定番な物以外にも、カルピス、ブルーベリー、ココナッツ。
和風テイストでは栗あんやこしあんが入った物まで本当にいろいろ。
マシュマロも頑張っているから
最近ではヨーグルトにマシュマロを一晩漬け込むと、翌日レアチーズのようになったマシュマロが出来あがるとか、
食パンの上にマシュマロを乗せて焼くとめっちゃ美味しいと話題になっているし、マシュマロの評判も上向いて来ているのかも。
とは言え、義理チョコのお返しにマシュマロを渡すのなら、一応ひとこと添えて渡すことを忘れずに。
「嫌いという意味じゃないよ」ってことを、やっぱりちゃんと伝えておかないとね。