世界中で発掘された巨人の骨の存在は嘘? その真偽とは
諌山創先生の描く大人気漫画『進撃の巨人』で一気に知名度の上がった巨人。
しかし、それと同時に今一つの疑問が湧き上がっているのを御存知でしたか?
実は、発掘したという巨人の骨の話は嘘なんじゃないか…というものなのです。
今回はその真偽に迫ってみたいと思います。
巨人の骨が発掘されたというのは本当?
まず、その巨人自体存在していたかという事になるのですが、その巨人の存在を支持するのは、世界各国に散らばる神話と、そして発掘された頭蓋骨や骨の一部なのです。
アメリカインディアンの神話の中には、実際に存在したとして足が毒蛇、そして竜の尻尾を持った人食い巨人(!)が居たと語られています…正に進撃の巨人の世界ですね。
また、ノルウェーの神話にはイミールという巨人が存在したと語られています。しかし、イミールに関しては詳しい体格を記した記述はなく、居たという事のみ語られています。
特に詳しく記述のあるものとしては、旧約聖書の中に登場するネフィリムやゴリアテという、身長3.5m、体重104㎏ある巨人が存在したと語られています。
また、ネフィリムに関しては旧約聖書の『創世記』にて、ノアの箱舟よりも前に神の子と人間の子に産まれた種族がネフィリムと呼ばれています。
…という事は、巨人は神の血を引いた存在という事なのでしょうか?
発掘場所は?
疑問が湧き上がれば湧き上がるだけ求められるのはずばり実態。
世界各国は血眼で発掘を行い、その結果巨人の骨らしきものを見付けたという報告が出ています。以下にまとめてみました。
アメリカ
1833年にアメリカのカリフォルニア州ランポック・ランチョンのれき岩層にて巨大な骸骨が発掘されました。推定身長は3.6m、この時一緒に絵の描かれた貝殻や文字の書かれた石の破片、大きな石斧が発掘された事で巨人には知能が備わっているという考えが生まれました。
メキシコ
1986年には、高さ約50cmの頭蓋骨と頸骨と見られる骨が発見されました。その推定身長は何と3.5mであると発表され、発見された場所はメキシコのプエブラ州とベラクルス州の境に位置しているシトラルテペトル火山のふもとでした。この発見で、巨人の平均した身長は3m超えである事が考えられます。
しかし、1888年から2014年までに発掘されたネフィリムと思われる骨(写真と記述付)は、10mの身長があったと推測され、それこそネフィリムは神に仕える英雄であるとされました。
発掘現場の写真の真偽は
考古学界では、『オーパーツ』という全くの空想世界とされる物を発掘して語ると白い目で見られ、巨人の骨の話はタブーにすらなっているそうなのです。
写真は発掘した本人達が記録したものである物が大多数である為に、その真偽は発掘した者達に委ねられると言っても過言ではありません。
しかし、旧約聖書などに描かれる程の巨人、そしてその骨が発掘されているのですから、疑うには余りにも証拠が出過ぎな感じもしませんか?
終わりに
今の世論では巨人の骨はどちらかというと作り物である説の方が強いのが事実ですが、いつか科学の進歩と共に解明される日を心待ちにしたいと思います。