柏餅の葉っぱって、食べるのはマナー違反?
ひな祭り(桃の節句)といえば、桜餅を食べますよね。そして、こどもの日(端午の節句)といえば、柏餅を食べるというのは結構当たり前になっているのではないでしょうか。
でも、たまーに混同してるのか桜餅の葉だけじゃなくて、柏餅の葉を食べるという人もいるんですよね。
本来は食べるものなのか、どういう意味があるのかに迫ってみます。
桜餅と柏餅をまずはおさらい
桜餅はひな祭り(桃の節句)に食べるもので関東では長命寺とか道明寺という呼ばれ方をしているものです。
塩漬けの桜の葉が巻かれていて、ピンクの色をしているのが特徴です。
柏餅はこどもの日(端午の節句)に食べるもので、柏の葉またはサルトリイバラの葉で巻かれています。
こちらは一般的には餅の色は白色です。
柏餅の葉っぱを食べる?
柏餅の葉っぱは食べるの?って謎ですが、一般的には食べません。
桜餅と勘違いをされて、食べると思っていた人もいらっしゃると思うのですが、写真を見たらそれ食べないよってなった方も多いのではないでしょうか。
そもそも、柏餅の葉の目的は香り付けと子孫繁栄の縁起を担いだものということで、桜餅とは異なり食べる目的でついているものではありません。
もちろん、同じように端午の節句で食べるちまきも外側の笹の葉は食べませんよ。(パンダは大好きみたいですが)
でも、こんな声も…
俄かには信じ難い事なのですが、中には食べるという猛者という感じの人もいらっしゃるようです。
桜餅の葉と違って、味付けしてあるわけでもないし、食べようと思えば食べれなくはないですが基本的には硬くて食べられないものですよね。
葉っぱを焼いてから食べるというのは相当斬新なのではないでしょうか。
結局どっちが正しい?
個人的に今回、調査をしてみたところですが桜餅の葉っぱは食べる人が多数派で、理由はあんこの甘さとマッチするようにあえて塩味がついた桜の葉を利用しているからになります。
対して、柏餅の葉っぱは食べない人が圧倒的多数派。理由はあんな硬いもの食べられないとか味ついてるわけじゃないからという事になります。
食べる食べないは結局は個人の自由なんですが、一般的には桜餅は葉っぱを食べる、柏餅は葉っぱを食べないというスタンスのようですので、外で召し上がるときには周囲から奇異の目で見られないようにこのスタンスを通してみてはいかがでしょうか。